特約付外貨定期預金豪ドル建て運用体験談

特約付外貨定期預金豪ドル建て運用体験談

私が外貨預金を始めたきっかけは、以前投資信託をしていたものの、リーマンショックのあおりを受け、50万円超の大損を出したことに始まります。この損失の穴埋めにと、最適な運用商品を探していたところ、地元の山口銀行で「特約付外貨定期預金」なるものを募集しているのを聞き、早速試してみることにしました。

 

「特約付外貨定期預金」には4種類あり、米ドル建て、ユーロ建て、豪ドル建て(2種類:ハイリスクハイリターン型、ローリスクローリターン型)が選べるものでした。仕組みとしては、自動継続の扱いはないものの、高金利が期待できるうえに、外貨定期預金の預入日から一定期間(3ヶ月間が多い)、設定した為替レートを下回らない限り、預入日の為替レート(仲値)で円転となる特約を付与した外貨預金です。

 

ただし、期間中に設定レートを1度でも下回ると、外貨での償還となり、外国為替相場を見ながら円転のタイミングを待たなくてはなりません。また、外貨償還となった後の円転は、為替手数料(1米ドルあたり1円、1ユーロあたり1.5円、1豪ドルあたり2円)が通常通りかかるので、注意が必要です。

 

この預金のメリットは、言うまでもなく高金利であるということです。円建ての定期預金では金利が1%も付かないと言うのに、豪ドル建てなら4%を超える金利が期待できます。手数料はなく、預入レートは仲値であること、それから、外国為替レートが安定している時期であれば、特約の設定レートを下回る確率は低く、円建ての定期預金をしているのと変わらない感覚で始められることです。

 

一方、デメリットは、外貨償還となった場合、円転のタイミングによっては、元本割れとなることや、極端な円安となった場合、当初の預入レートで強制的に円転されるため、為替差益が十分に取れないことなどがあげられます。

 

私が最初にチャレンジしたのは2009年1月、豪ドル建て150万円相当でした。当時の条件としては、期間3ヶ月で、金利は4.5%、特約設定レートは−6円とハイリスクハイリターン型を選択しました。この回の「特約付外貨預金」は満期まで設定レートを下回らず、めでたく円貨償還の日を迎えました。収益額(利息額)は3ヶ月間で1万3千円と、円建て定期預金にしておくよりは多くの収益をあげることができました。

 

その後、味を占めた私は、条件こそ変動するものの、ほぼ毎回設定があるたびに同商品を申し込み、着実に収益をあげて行きました。4年間で通算36回チャレンジし、途中何回かは外貨償還の憂き目にも遭いましたが、ピーク時には1250万円預入していた時期もあるなど、合計で130万円もの収益をあげることができました。残念ながら、山口銀行では現在、この商品は取扱休止中となっています。余談ですが、「特約付外貨定期預金」で運用した資金は、現在更なる収益を求めて、外国債券(豪ドル建て)に回しています。

 

今から外貨預金を始めようと思っておられる方にアドバイスするとすれば、リスクを恐れるあまり、全く手を出さないことは非常にもったいないということです。リスクと向き合い、その性質や内容を知ってくれば、高金利や為替差益のメリットがもっと身近に感じられてくると思います。

 

ニーズによって様々な外貨建て商品がありますが、色々な金融機関が取り扱っており、探すのはなかなか大変かも知れません。時間がかかっても、根気強く、自分に合ったものを探すようにしてください。そして、余裕資金で始めるのが大前提です。外貨預金ですので、株のように、ある日突然紙切れ同然になっていることはほぼありませんが、円建てのものと違い、毎日変動のある商品です。外国為替レートの相場水準が思わしくなくても、円転のタイミングを待てる人に向いています。

 

また、どこで始めるのかも重要視しておいたほうが良いと思います。というのも、外貨預金はペイオフ(預金保険制度による保護:普通預金および定期預金の元本1000万円とそれに付随した利息まで保護)の対象外であることから、健全な金融機関でなければ、破綻のリスクがついて回り、万一の場合、お金が戻って来ない可能性が高いからです。

 

話は変わりますが、ここで分散投資の重要性についても考えておく必要があります。日本はどちらかというと、デフレもしくは低成長に甘んじており、成長の続くアメリカ、進境著しい新興国などと違い、将来的には円の貨幣価値の下落が懸念されます。

 

つまり、日本円ばかり持っていても、国際的に見れば、資産の目減りが避けられない状況となり得るということです。これを避けるために、一部を外貨で持っておくことをお勧めします。また、外貨を持つことで、その国について関心が高まり、旅先で目にすることや普段目にするニュースも違って見えること間違いありません。

 

以上のことを注意しつつ、外貨預金をきっかけに収益の最大化をぜひ実現しましょう。

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